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お気に入りの写真が1枚あれば、それだけでポストカードが30枚できあがる。TOLOT Card(トロットカード)は、フォトブックで知られる株式会社TOLOTが手がけるポストカード・年賀状の印刷サービスです。1セット30枚で500円(税込み)、送料も宛名印刷も0円という料金は、はがき代や切手代の値上がりが続くいまだからこそ目を引きます。ここでは公式サイトで確認できた仕様と料金、そして注文する前に知っておきたい条件を整理しました。
商品の特徴
TOLOT Cardは、手持ちの写真やイラストでオリジナルのポストカードを作れるサービスです。運営は株式会社TOLOT(東京都千代田区)。フォトブックやカレンダーを1冊500円から提供してきた会社で、公式のファクトシートによれば総登録会員数は335万人を超えています(2026年4月時点)。企画から国内工場での製造までを自社で通していることが、この価格帯の背景にあります。
ポストカードは1部30枚のセット単位。サイズははがきと同じ横148mm×縦100mmで、用紙は両面マットの高級印刷紙(MTA+ -FS 菊判139kg)です。価格は標準デザインが30枚500円(税込み)、ムーミンやエリック・カールなどのキャラクターデザインは30枚600円(税込み)。どちらも送料は無料で、日本中どこへ送っても追加料金はかかりません。
作り方はウェブブラウザで完結し、アプリのインストールは要りません。テンプレートと写真を選び、差出人と宛先を入れて支払えば注文完了です。テンプレートは汎用のポストカードのほか、年賀状、寒中見舞い、喪中はがき、結婚報告、出産報告、引っ越し報告といった用途別のものがそろっています。
宛名と差出人の印刷が無料で使えるのも、この価格帯では珍しい点です。宛先は「TOLOT連絡帳」に登録しておく形で、連名は4人まで。印刷でメッセージを入れる場合は1行25文字以内で2行までです。写真面に使える画像は、ブラウザ版では1枚です。

おすすめポイント
まず効くのが、基本料という考え方がないことです。印刷サービスは「基本料+枚数分の印刷代」が一般的で、少部数だと1枚あたりが跳ね上がります。TOLOT Cardは30枚500円の一本値なので、1枚あたり約16.7円。親しい人に10枚ほど送りたい、という使い方でも単価が崩れません。
この区切りは、デザインを作り分けるときにも効きます。表裏それぞれ1種類×30枚という構成なので、家族写真の年賀状と仕事関係向けの年賀状は別のセットになりますが、2種類作っても1,000円です。
年賀状として使う場合の作りも押さえられています。TOLOT Cardは年賀はがきではなく私製はがきなので、年賀郵便として扱ってもらうには切手の下に「年賀」と朱書きしなければなりません。この朱書きは年賀状デザインにあらかじめ印刷済みで、書き忘れて元日前に配達される事故が起きにくくなっています。
切手を自分で貼る方式には、節約の側面もあります。年賀はがきは買った枚数がそのまま費用になりますが、切手なら実際に出す分だけ買えば済みます。お年玉くじを付けたい場合は、毎年秋に発行される「寄付金付お年玉付年賀郵便切手」を貼れば、抽選は年賀はがきと共通の扱いです。
用途は年賀状に限りません。公式サイトでは、自作イラストの配布、フリマやショップのサンキューカード、カフェのメニューPOP、サークルの記念品といった使い方が紹介されています。

購入前に確認したいこと
いちばん大きいのは、届くのが切手の貼られていない私製はがきだという点です。郵送には自分で切手を貼る必要があり、通常のはがき料金は85円です(2026年8月時点)。お年玉くじも付けたいなら、日本郵便が毎年秋に発行する寄付金付お年玉付年賀郵便切手を使います。直近の2026年用は1枚88円で、販売は2026年1月9日まででした。翌年用の価格と販売期間は発行時に公表されます。
注文単位は30枚で、これより少ない部数はありません。1つの配送先に指定できるのは最大10部までです。配送は送料無料のゆうメールが標準で、土日祝日の配達がなく追跡もできません。追跡したい場合は有料オプションのネコポスで、配送先1件につき210円かかります。出荷は注文後3営業日以内が目安ですが、公式サイトには混雑でお届けに3週間ほどかかる場合があるという告知が出ています。到着希望日の2週間以上前に注文しておくのが無難です。
キャンセルできる時間も短めです。注文データは1時間で印刷工程に進むため、変更やキャンセルは注文後1時間以内に限られます。まとめて注文する前に1部試すのが確実です。支払いはクレジットカードのほかPayPay、d払い、auPAY、楽天ペイなどに対応しています(ワンタイムデビットは不可)。ブラウザ版はパソコンと一部のスマートフォンからの注文で、端末によっては進めないことがあります。申し込みの前に公式サイトで最新の内容を確かめてください。

こんな人におすすめ
費用を抑えたい人と、少ない枚数を作りたい人に向いたサービスです。具体的には次のような場合に使いやすいと思います。
- 年賀状の枚数はそれほど多くないが、写真入りのものを送りたい人
- 子どもの写真で年賀状や報告はがきを作りたい家庭
- 結婚・出産・引っ越しの報告を、身内や親しい友人にだけ送りたい人
- 自分で描いたイラストをポストカードにして配りたい人
- フリマの発送に添えるお礼状や、店舗のショップカードを小ロットで用意したい人
宛名印刷が無料なので、住所録さえ整理してあれば宛名書きの負担がまとめて消えます。ペットの写真で作る、卒園のメッセージカードにするといった使い方も同じ料金です。
逆に向かないケースもあります。1枚ずつ違う写真を使いたい、宛名ごとに文面を変えたいという場合は、表裏それぞれ1種類×30枚という構成が制約になります。急いで手元に欲しいときも、お届けまで3週間かかる可能性がある以上は不向きです。切手を貼る作業を自分でやりたくない人も、別のサービスを検討したほうが納得できるはずです。
掲載している価格・仕様・販売条件は2026年8月時点で確認した内容です。郵便料金や切手の販売期間を含め、変更されている場合があるため、申し込みの前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。



